きくてぃブログ

〜理学療法士の日常の全て〜

医療情報

肩関節の運動の基本・方法

目次: ステップ 1リラクゼーション 2再教育 3坐位 4立位 特記事項:肩が動くということ

文献の要点まとめ:呼吸器

運動時の循環調節に対する呼吸筋活動の影響 ⇨ ●呼吸筋にも疲労がある 呼吸筋の疲労は全身持久性運動パフォーマンスに関係している ●運動時の循環調節の 1 つに筋代謝受容器反射がある この筋代謝受容器反射は、 四肢の骨格筋のみならず、呼吸筋の活動増加に…

症例報告を書く際のフォーマット

▼1症例 ▼2現状 ●健康状態(診断名など) ●心身機能・身体機能 ●活動 ●参加 ●環境因子 ●個人因子 ▼3解釈 ▼4アプローチ ▼5要約(ポイントを3つにまとめる) ▼6リハビリの方針をかく

呼吸不全:陥る4つの問題点

▼はじめに ▼呼吸不全とは!? ▼呼吸不全の内容 ●ガス交換障害 ○拡散障害 ○換気血流比不均等 ○シャント ●換気障害 ○肺胞低換気 ▼終わりに ▼はじめに こんにちは。今回もたどり着いていただいてありがとうございます。 日々臨床と学習を繰り返し試行錯誤を行な…

尿蛋白が出る:腎臓と血圧上昇の理由

腎臓の働き 尿蛋白が出る 血圧上昇する アルブミン尿とは 腎臓の働き 腎臓の働きには以下のようなものがあります。 ・体の水分の量と濃度を調節すること ・血液をろ過する ・血圧を調節する ・赤血球を作るホルモンを分泌 ・ビタミンDを活性化(骨の強度を保…

ネフローゼ症候群:強いむくみと体液循環量減少

ネフローゼ症候群とは ネフローゼ症候群の特徴 治療方法 食事療法 薬物療法

血圧低下:座位にて血圧低下がみられる方へ

起立性低血圧 orthostatic hypotension (OH) 起立性低血圧を起こす患者は 圧受容器反射が破綻しているので、もともと臥位高血圧を伴う症例が多い上、 OHの薬物治療の目標は血圧の「底上げ」であるので、 治療が奏功すれば、臥位高血圧が必発します。 OHの診…

クレアチニン(Creatinine:Cre)

筋肉で作られる老廃物の一つで、 そのほとんどが腎臓の糸球体から排泄されます。 そのため、 血液中のクレアチニンの増加は 糸球体の濾過機能が低下していることを意味します。 ただし、 筋肉が多い人は高めに、筋肉が少ない人は低めになるために、 これだけ…

細菌性肺炎

細菌性肺炎において、 原因菌の決定とどの抗菌薬が効くのかを調べるには 培養が必要です。 しかし検査のため治療開始を遅らせることはできないので、 菌を同定せずに治療を開始することも稀ではありません。 肺炎の病態と原因微生物は極めて多様で、 抗菌薬…

リンパ浮腫:線維芽細胞の架橋により繊維化される

リンパの役割: 栄養取り込み 水分(⇨80%毛細血管で回収、回収が悪いと水分回収ができなく色はどす黒くなる) と 血漿蛋白(リンパ管リンパ流で回収) リンパ管: 先っぽが行き止まりになっている。(血管と違うところ) 先っぽが6角形のガタガタになっ…

胸水貯留:産生の3つの要素

胸水とは? 胸水貯留のメカニズム 漏出性胸水 滲出性胸水(しんしゅつせい) 低タンパク血症

肩甲骨内側や棘上筋を緩める方法(講習会メモ)

▼肩関節をあげやすくする一つの提案 肩甲骨内側剥がし 肩甲骨内側縁 棘上筋のリリース 呼吸をしやすくする ▼fasciaの役割 ▼エコーの見方 ▼3ステップ ▼リアルで学ぶメリット 某講習会に参加してきました。 ▼肩関節をあげやすくする一つの提案 肩甲骨内側剥が…

筋膜による痛みや筋出力低下の理由

▼ヒアルロン酸の運動生理学 ▼筋膜とヒアルロン酸 ▼ヒアルロン酸の粘性増加 ▼筋膜機能障害による痛み ▼筋膜機能障害による筋出力の低下 ▼筋繊維の37%は深筋膜に停止する ▼ヒアルロン酸の運動生理学 運動によりヒアルロン酸は増加します。 phの低下(酸性化…

胸鎖関節、肩鎖関節、肩甲胸郭関節の触診

胸鎖関節、肩鎖関節、肩甲胸郭関節の触診 ●胸鎖関節の触診 関節の形状: 鞍関節 多軸関節(関節円板があるから) 触診方法 鎖骨を上から触診します 内側に移動して凹む位置を確認します。 評価 肩関節屈曲 肩回し 呼吸の入り具合、胸郭の膨らみ具合 寝返り動…

高カリウム血症:尿量・腎機能チェック 

高カリウム血症とは 原因 症状 心電図変化

内科疾患情報

呼吸器 循環器 消化器 肝臓 泌尿器 腎臓 感染症 癌・腫瘍

筋膜とは:構成や役割について

fasciaとは fasciaの分類 構造 ヒアルロン酸 運動生理学 フラクタル構造 役割

胸腔ドレナージ:胸水を抜く

胸腔とは? どんな人にやるの? どんな目的でやるの? どういう方法なの? どういうリスクがあるのか? 外す目安は?

脾梗塞:左上腹部の腫れや痛み、腹部膨満感が出ていたら可能性も!?

脾臓とは 構造 赤脾髄 白脾髄 役割 原因 症状

歩行分析の見るべき視点:3つのポイント

悩み 見る視点 立脚初期ポイント:踵接地の重要性 立脚中期のポイント:外側縦アーチ 立脚後期のポイント:MTP関節伸展30度 終わりに 悩み 歩行を見ていくときに 「どこを見て行けばいいのかわからない」という方は多いと思います。 学生や若手であれば、 「…

【糖尿病】バランスが悪くなっていませんか?

はじめに そもそも糖尿病とは? 最近の糖尿病 し・め・じ え・の・き こ・が・に き・ば・こ 運動をすることによっての効果 ではどういう運動が良いのか? 何をやればいいのか? どれだけやればいいのか? どのくらいの強さがいいのか? やらない言い訳 終わ…

肩関節との関係性(肩甲骨の下方回旋)

①そもそものアライメントの確認 肩甲骨のアライメント 上角:th2棘突起 下角:7~8肋骨の高さ、th8 棘突起と内側縁の距離:おおよそ6cm(3横指) 肩甲骨の内側が気持ち上方回旋しているのが大事 肩甲骨の内側縁で下部が上部よりも内側にあると、下方回…

肩関節との関係性(肋骨・胸骨柄・鎖骨)

はじめに 胸骨柄の方向 肋骨の向き

書籍紹介:膝蓋下脂肪体を作成した時の書籍

初めに ご覧いただきありがとうございます。 今回は先日公開した、 「【お皿の下が痛い!】膝蓋下脂肪体:疼痛増幅装置」 でいただいたコメントより どの書籍を読んでまとめたのかをお伝えします。 [:contents]

【記事一覧:目次(リハビリ臨床の教科書)】

リハビリ臨床の教科書 【文献】 【臨床現場】 【筋肉】 顔面の筋肉 頸部の筋肉 肩関節の筋肉 肘関節の筋肉 手関節の筋肉 体幹の筋肉 股関節の筋肉 膝関節の筋肉 足関節の筋肉 【関節】 【脊椎】 【肩関節】 【手関節】 【股関節】 【膝関節】 【足関節】 【…

膝蓋下脂肪体:疼痛増幅装置

はじめに 裏付け 書籍と論文を元に構成されたものです。 はじめに 裏付け 膝関節の悩み 本編 そもそも膝蓋骨周囲の構成は? 膝蓋下脂肪体とは 膝関節運動時の形態の変化 膝OAと膝蓋下脂肪体の関係 評価方法 治療方法 終わりに

股関節疾患の可動性障害についての一つの案

はじめに こんにちは。今回もたどり着いていただいてありがとうございます。 日々臨床と学習を繰り返し試行錯誤を行なっています。 何に悩んでいるのか? そんな中股関節ってよくわからないなと思う場面がありました。 理由として、 ・体表からわかりにくい …

レントゲンの見るべきポイント

はじめに こんにちは。今回もたどり着いていただいてありがとうございます。 日々臨床と学習を繰り返し試行錯誤を行なっています。 なぜ私が伝えるのか?何を元に伝えるのか? 毎日病院でリハビリの臨床を行い、臨床と学習を繰り返しています。 その中で疑問…

歩行近位監視から自立を目指すに当たって考えること

皆さんは安静度を変更するに当たって、どのようなことに着目し練習をしているでしょうか? カンファレンスで「この人は見守りレベルです。」という方がどうしたら自立していけるのでしょうか? そんな点を踏まえて今回は歩行自立を目指すにあたり転倒をどう…

膝関節の安定性

運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略: 運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略 とってもわかりやすい名著。 これを元に運動器疾患勉強していきました。 評価をどうしたらいい?と悩んでいた時に雲が晴れたようでした! はじめに こんにちは。今回も読…