きくてぃブログ

〜理学療法士の日常の全て〜

レントゲンの見るべきポイント

 

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はじめに

こんにちは。今回もたどり着いていただいてありがとうございます。

日々臨床と学習を繰り返し試行錯誤を行なっています。

 

なぜ私が伝えるのか?何を元に伝えるのか?

毎日病院でリハビリの臨床を行い、臨床と学習を繰り返しています。

その中で疑問点が生じてくるのでそれをお伝えしています。

 

私が伝える元となるのは、書籍・セミナー・実体験・他者の意見などからです。

実感がわかない書籍やセミナーを少し臨床経験をミックスして伝えられたらと考えています。

骨折

骨折とは

「骨が折れるほどの外力が加わった」ということです。

 

レントゲンはなんのために?

ではその骨折をどのように評価するのか。

その評価の手段としてレントゲンがあります。

そのレントゲンでは「PTは骨を診て、骨以外も診る」

ということをします。

読めない理由

しかし、レントゲンをみても読めないということになります。

読めない理由として、読める人が周りにいない人が多いということもあるかと思います。

しかし、そもそも次のようなこともあるかと思います。

・そもそも読んでいない

・読む枚数が少ない

・撮影している肢位がわからない

・正常・異常がわからない

レントゲン評価

レントゲンの評価を行うにあたって理学療法士(リハビリ職)が見るべきポイントは以下のようになります。

・骨の状態

・骨折線

・骨片

・軟部組織の状態(筋、腱、靭帯、関節包、皮膚、血管)

・オペの固定性

・アライメント

データからこれを予測しておきます。

読影のポイント

またレントゲンの評価をするにあたって、次のようなことに注意しておきます。

・正常画像を頭に入れておく

・軟部組織を想像する

・骨折のメカニカルストレスを考える(筋のモーメント作用を考えて運動療法を展開)

・経過をおう

・多方面から確認する

・臨床評価とリンクさせる(病院にいる人の特権)

終わりに

レントゲンは病院で日常的に撮影されるものです。医者はこれをみて評価を行い治療方針を立てます。ただ医者のように治療方針を立てる必要はありません。治療の一つの評価指標として役に立てる必要があります。触診で触っても中の様子はわかりません。そのためレントゲンを用いることで触れる前に予測を立てることができます。ぜひ臨床に役に立てみてください。

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