きくてぃブログ

〜理学療法士の日常の全て〜

イベントが起こっていない人のリハビリは難しい。

私は急性期の一般病院で働いています。

 

そのため、転倒や変形性関節症の整形外科はもちろんのこと、

 

腎臓内科や呼吸器内科、循環器など外傷がなく来られる方も多いです。

 

そのため自分が本当に病気をしているのか

 

本人がわかっていない、もしくは意識が低い方が多くいらっしゃいます。

 

「入院中に力がなくならないようにね。」

 

そんな風に言われてリハビリオーダーが出されるわけです。

 

そうして、初めて私たちのところにくる時には、意外とひょろっと動けたり

 

する方々も多いわけです。

 

そんな方に全くリハビリが必要ではないなんてことは誰一人いないのですが、

 

本人がそんなに必要としていない場合も多いです。

 

本人は歩けるから、「帰りたい。」と言う方も。

 

・・・

 

整形外科などではっきりと、手術前後で変わってしまう人は

 

リハビリを行う必要性を本人も強く感じているため、劇的な変化が起こるため

 

結果を出しやすいですが、

 

内科系疾患は劇的な変化を出すことが整形外科に比べて難しい。

 

その違いを患者様にわかっていただけるのか。

 

その辺りが難しいところでもあります。