きくてぃブログ

〜理学療法士の日常の全て〜

分離症・すべり症は自分で治せる!

私は病院で働いています。

病院の中でも、腰の痛みで悩んでいる方は多いと思います。

「いつまでたっても腰の痛みが良くならない」

「分離症と言われ、ほかでは分離すべり症と言われ訳がわからない」

「病院に行ってもコルセットと薬を飲まされるだけ」

 

どうしたらいいのか・・・。

そんな風に思われる方も多いと思います。

そんなかたにぴったりな一冊です。

 

カニズムやセルフストレッチについて特に書いてあります。

 

腰痛には2つのタイプがあります。

 

前かがみになると傷むタイプ

筋・筋膜性腰痛 ⇨  椎間板症 ⇨  椎間板ヘルニア

 

腰を後ろに反らすと傷むタイプ

分離症 ⇨  すべり症 ⇨脊柱管狭窄症

 

分離症の場合・・・ちょっと難しいかも・・・

椎間関節は下関節突起と上関節突起で構成されています。

分離症で最もトラブルが多いのは第5腰椎の下関節突起と上関節突起の間です。

ここが左右ともに分離すれば上の第4腰椎、下の仙骨とのつながりが失われます。

また椎間関節の構造が壊れると椎間板の機能もかなり低下していると考えていいでしょう。

 

本来の体の果樹や外部からの衝撃を和らげるという本来の機能は十分に働かず腰椎の安定性は大幅に低下する。

 

こんな状態で上半身の重みが長時間かかり続ければ、第5腰椎の位置がどんどんずれてしまうのはわかると思います。

 

第5腰椎などの椎骨が滑れば、後方にある神経の通り道が狭くなり圧迫されます。

 

ただこのメカニズムがわかっていると、

病院などで薬や安静をするだけでは、不十分だということがお分かりいただけますでしょうか。

腰痛に限らずどんな病気にもセルフケアの観点は必要だと思っています。