きくてぃブログ

〜理学療法士の日常の全て〜

練習の順番(印象・レベルを下げる)

理学療法を実施する上で重要となるのが「練習する順番」である。

目次

 

動作上の異常な視点がある

理学療法を行なっていく際に、初めは動作の観察をするでしょう。

動作の観察を行う点でまずみていくのは

「なんとなくどういう印象か?」

「動作上、正常とは異なるところがありそうか?」

をみていくことは大切なことです。

なぜ起こるのか

次に「なんとなくどういう印象か?」

から疾患情報や既往などから、

「どこにどんなストレスがかかっているのか」

をみていきます。

動作上ストレスがかかっていて、正常とは異なる動作が見えた場合、

「動作ではなく静止ではどうなのだろう?」

と考えていきます。

それより前の時点は?

動作上見えてきたところが、

「静止でも同様に見えているのか?」

をみていきます。

静止でも見えてきた場合はもっとレベルを下げてみていきます。

もっとレベルを下げてみていく?

歩行⇨フェーズ毎⇨立位⇨膝立ち位⇨座位⇨臥位

とレベルを下げて現象が起こっているのかをみていきます。

立位では起こっていて

座位では起こっていない場合

「どんなストレスがかかっているから現象が起こっているのか」

を考えていきます。

 

こうして起こっている現象から深掘りしていくことで、原因を突き止めていきます。