きくてぃブログ

〜理学療法士の日常の全て〜

【高脂肪食を取っているのに心疾患が少ない?】フレンチパラドックス

フレンチパラドックス

フランス人の逆説についてお伝え致します

 

youtu.be

1989年に Who が行った世界規模の冠動脈性心疾患調査プロジェクトでの報告です

 

フランス人は総体的に喫煙率が高く

 

フォアグラやバターなど高脂肪食を他の欧米諸国と同様大量にとっている民族です

 

特に高脂肪食に関してはアメリカ人と同等だと考えられています

 

しかしなぜか

 

フランス人はアメリカ人に比べて血中の高脂肪が原因の一つと言われる

 

冠状動脈性心疾患に罹患する人の割合が半分近くと少ないのです

 

なぜでしょうか

 

1992年ボルドー大学のドナルド博士は論文で

 

高脂肪食をフランス人は日々通っているのに心疾患が少ないのは赤ワインのおかげである

 

ということを報告しこの現象をフレンチパラドックスと名付けました

 

フランス国内で赤ワインを多く飲む地域ほど心疾患が少ないということも分かっています

赤ワインにはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています

 

またレスベラトロールというポリフェノールも含まれています

 

レスベラトロールは抗炎症、抗がん、認知症予防、放射線障害抑制、血糖降下などに効果があるという研究報告があります

 

ただメカニズムとしては依然不明のままです

 

しかしながらフレンチパラドックスと言う効果、赤ワインの効果はもしかすると体にいい影響を与えるかもしれません

 

ダイエットや健康のためにも覚えておいて損はないでしょう。