いつの間にか骨折で歩けなくなっていませんか?圧迫骨折の運動方法。
・軽く尻餅をついたら。
・ただ歩いていただけなのに。
腰に激痛が走った。歩けない、立てない。
そんな時は、病院・クリニックで「脊椎圧迫骨折です。」なんて言われるかもしれません。
高齢であればあるほど骨粗鬆症は進んでいる可能性があるので、激痛の場合は可能性が高いです。
しかし圧迫骨折後、指示されるのは
痛み止めを出されて「安静にしておいてください」だけであるかもしれません。
まず安静。
しかし、痛みが減ってきて日常生活が送れ1ヶ月以上経った頃
ずっと安静にしていてはいけません。
どういう動きをしていくのが良いのかお伝えします。
骨折後に考慮すべきこと。
圧迫骨折がいつ起こったかわかっている人は10日間以内により潰れていきます。
そのため安静にしておき潰れるのを阻止する必要があります。
そのための安静です。
骨折の程度によりますが1ヶ月、2ヶ月と時間経過していくと
痛みは減っていきます。
痛みの減りに合わせて動くことが大切です。
しかし、すぐは立てない場合があります。
そんな時まずは、ベッド上で。
・ばんざい
・膝を伸ばしたまま足上げ
・膝を立ててもも上げ
・足の指を動かす。グーパーグーパー
各10回ずつ
きつくない範囲で。
次にベッド周りで立つ練習です。
手すりに必ずつかまりながら、足を地面につけ立ったり座ったりしてみます。
痛みの許容できる範囲できつくない程度に行います。
痛みが減ってきたらどんどん動きましょう。
骨癒合した後の運動ではどんなことがいいのか?
歩く練習
歩く練習は日常生活で重要なことでありますが、
有酸素運動としての意味合いもあります。
有酸素運動は腰椎の骨密度を0.83%高めるとされています。
また有酸素運動を行うことは転倒が起きるのを減少させるという効果もあります。
そのため、歩く練習をして、骨に刺激を与え全身の機能を高め
今後の予防につなげます。
筋力トレーニング
体幹伸展筋
座位や立位姿勢で前方偏位を制御するために必要です。
圧迫骨折を食い止めることができます。
股関節屈曲運動と姿勢や重心の制御を行っています。
また歩行時には蹴り出しとしての効果があります。
股関節屈曲角度が不足した分を腰椎や骨盤で補うため、脊椎の後湾が助長され潰れる方向へいきます。
膝関節をしっかり伸ばすために必要です。
膝関節屈曲角度と脊椎の屈曲角度は相関するため、しっかり伸ばすことができないと潰れる方向へいきます。
ストレッチ
・頚椎・胸椎・腰椎の動き
・小胸筋・大胸筋
・外腹斜筋
・肩甲挙筋・前鋸筋
などのが動くようにストレッチすることは大切です。
簡単にいうとせすじが丸くならないよう、伸びていくようにストレッチすることが大切です。