きくてぃブログ

〜理学療法士の日常の全て〜

膝関節の安定性

 

運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略: 運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略

とってもわかりやすい名著。

これを元に運動器疾患勉強していきました。

評価をどうしたらいい?と悩んでいた時に雲が晴れたようでした!

 

はじめに

こんにちは。今回も読んでいただきありがとうございます。

日々臨床と学習を繰り返し試行錯誤を行なっています。

 

なぜ私が伝えるのか?何を元に伝えるのか?

毎日病院でリハビリの臨床を行い、臨床と学習を繰り返しています。

その中で疑問点が生じてくるのでそれをお伝えしています。

私が伝える元となるのは、書籍・セミナー・実体験・他者の意見などからです。

実感がわかない書籍やセミナーを少し臨床経験をミックスして伝えられたらと考えています。

 

今回は「膝関節の安定性」についてお伝えします。

 

膝関節の安定性は、骨構造や靭帯、関節包などの受動的組織が担う静的安定性と能動的組織である筋が担う動的安定性があります。

中心靭帯安定化機構

(膝関節の静的安定性)

ACLとPCLが内旋位となることで、関節面の適合性を高め膝関節を安定化させます。。

ちなみに、

IC~LRにおける膝の安定化では、大臀筋が大腿外旋位固定を行い、前脛骨筋が下腿内旋を行います。

フォースカップ

(膝関節の動的安定性)

フォースカップルとは動作において、2つ以上の筋が協働して作用することで、効率的な動きや安定性を供給する筋の組み合わせのことです

大臀筋と大内転筋の働きにより協調的な作用が起こり大腿骨を介して膝関節の安定化が行われるます。

 

下腿の外側傾斜が大きい

膝関節の内反変形

「腓骨の下方変位」の可能性があります。

その際、腓骨頭に付着する大腿二頭筋が過緊張となり、膝関節の伸展制限が起こり得ます。

また腓骨の挙上困難となることで、足関節背屈制限が生じることもあります。

 

終わりに

膝関節の機能は多くの機能を持っています。

今回は中心靭帯安定化機構、フォースカップル、腓骨の下方変位についてお伝えしました。
他にも参考になる記事載せておきますので、ご覧になってください。