クレアチニン(Creatinine:Cre)
筋肉で作られる老廃物の一つで、
そのほとんどが腎臓の糸球体から排泄されます。
そのため、
血液中のクレアチニンの増加は
糸球体の濾過機能が低下していることを意味します。
ただし、
筋肉が多い人は高めに、筋肉が少ない人は低めになるために、
これだけでは正確性に乏しい検査です。
細菌性肺炎
細菌性肺炎において、
原因菌の決定とどの抗菌薬が効くのかを調べるには
培養が必要です。
しかし検査のため治療開始を遅らせることはできないので、
菌を同定せずに治療を開始することも稀ではありません。
肺炎の病態と原因微生物は極めて多様で、
抗菌薬にも多くの種類があるため、
臨床現場での対応は医療者や医療施設によって異なるのが現状です。
細菌性肺炎の症状としては、
発熱、咳、膿性(のうせい)の痰がみられ、
それに加えて胸痛がみられることもあり、
この場合は胸膜(きょうまく)への炎症の広がりを示唆します。
細菌性肺炎の原因菌は肺炎球菌が最も多く、
次いでインフルエンザ菌です。
そのほか、黄色ブドウ球菌やクレブシエラ菌が原因になります。
リンパ浮腫:線維芽細胞の架橋により繊維化される
リンパの役割:
栄養取り込み
水分(⇨80%毛細血管で回収、回収が悪いと水分回収ができなく色はどす黒くなる)
と
血漿蛋白(リンパ管リンパ流で回収)
リンパ管:
先っぽが行き止まりになっている。(血管と違うところ)
先っぽが6角形のガタガタになっている(盲端)
紐がついている(渓流フィラメント):筋肉・筋膜とつく
すると毛細血管で水分を回収できなくなってくる
=リンパ浮腫(色は変わらない。)
リンパ浮腫になると硬くなってくる
血漿蛋白が細胞間隙に詰まっていくと、触りはゴワゴワ。
線維芽細胞を架橋されていく。繊維化されていく。
浮腫が起こると拘縮が起こっていく。
リンパ浮腫は良くない
じっとしていると渓流フィラメントを開いてくれない(特に筋が動かないと)。
血漿蛋白が回収されない。されにくい。
中足骨の間は動かない。
足部が柔らかいことが非常に大切。
足底からのinputを増やすことが大切
肩甲骨内側や棘上筋を緩める方法(講習会メモ)
某講習会に参加してきました。
▼肩関節をあげやすくする一つの提案
肩甲骨内側剥がし
自分のポジションをしっかり整え、垂直に胸骨を触れる
肩甲骨内側縁に指を引っ掛け、上肢を前後に揺らしてもらう
すると、内側縁が緩む感じが出てくる
肩関節をあげたり、腰を後屈したりすると前後評価ができる。
肩甲骨内側縁
内側縁から上角の疼痛部位を探す
小円筋を引っ掛け把持しながら引き剥がすように後方へ動かすor上肢を前後に揺らしてもらう
すると疼痛部位が少なくなる。肩が上げやすくなる。
棘上筋のリリース
棘上筋を触診しておく
触診しながら、肩甲骨内側縁~下角にかけて引き剥がすようにして肩甲下筋を触れる
揺らしてリリースし、前後評価を行う。
呼吸をしやすくする
胸骨の圧痛部位を確認します。(最も痛いところ)
胸骨と僧帽筋の起始部に着目します。
胸骨圧迫しつつ僧帽筋起始部(心臓が左にあり左が痛い場合が多い)を触診
一方の股関節を屈曲し内外旋実施
しながら、腕を前で組み股関節とは逆の動きで動かす。
すると胸骨部の痛みがへり、心外膜の動きが良くなり、胸郭の動きがよくなり
酸素飽和度が上がったり、呼吸がしやすくなったりします。
▼fasciaの役割
fasciaには役割として
1滑走性、2防御
があります。
立位前屈を行うと、筋肉は25cmほど伸びると言われています。
神経や血管は7cmほど伸びると言われています。
そんなとき、動くことで摩擦が生じると損傷してしまうことになります。
そうならないためにも、
筋や腱、血管、靭帯、神経には間にfascia(結合組織)が存在しています。
組織が損傷しないように十分に動くようにし保護しています。
血流障害などが起こることで、癒着し動きが悪くなります。
動きが悪くなれば、それにつられて動きが制限されて肩が痛いや腰が痛いといった症状に繋がります。
「
・肩をあげてみてください
・服を止めておいてください
・上がりにくいですよね
・今まで患部を治療してて良くなりましたか?
・なかなか良くならないですよね
・fasciaに着目してやっていましょ
」
このようにしてfasciaを理解していただいてからでないと、
痛いところをなんでやってくれないんだ!という不満が出てきますのでご注意を。
▼エコーの見方
エコーで見る点は1つです。
黒くなっているところと、白くなっているところ
黒くなっているのは水分量が多く黒くなっています。
逆に白くなっているのは水分量が少ない証拠です。
皮膚の表面の方は大気に揮発して水分量が少なくなります。
そのため白くうつりやすいです。
そしてこの場所はマッサージで動きをよくすることができます。
しかし深い部分の白い部分、つまり水分量が少ないところはなかなか直すことができません。
このようなところに医者が行なっている方法でハイドロリリースがあります。
しかし筋膜リリースを使っても直すことができます。
白い部分は筋の配列もバラバラであったりします。
そのバラバラなのをリリースし動きを加えることで正常な配置に戻していくことが可能です。
▼3ステップ
1繋がり
知っておくことが大前提です。
2評価
痛みを出す動作を行います。見立てをつけ押して、痛い動作を行ってもらい
軽くなったところを探します。
これは脊髄反射により過緊張部位が動くことで癒着が多少取れることで緩み滑走がよくなります。
触れた感覚は強く押さずに抑える程度で行う。
3治療
繋がりを使った振動刺激
可動性をあげ、機能性を上げていきます。
▼リアルで学ぶメリット
・セミナーできてる隣の人なおせたら3人開業していいかも
・緩む感覚を知ることができる
・相談できる場ができる
筋膜による痛みや筋出力低下の理由
▼ヒアルロン酸の運動生理学
運動によりヒアルロン酸は増加します。
phの低下(酸性化)が起き、ヒアルロン酸の粘性が増加します。
することによりヒアルロン酸の高密度化(硬結)が起きます。
▼筋膜とヒアルロン酸
・ヒアルロン酸は疎性結合組織に豊富であります。(Piehl-Aulin K,1991)
・深筋膜と筋表面に限局して存在します。(Mc Conbe D et al,2001)
深筋膜はヒアルロン酸を生成しています。(Klein DM,1999)(Ellis FD,1995)(Katzman BM,1999)
深筋膜に存在する線維芽細胞がヒアルロン酸の生成に寄与しています。
▼ヒアルロン酸の粘性増加
・四肢や体節の可動性低下はヒアルロン酸濃度を上昇させます。
・一週間以上の不動はヒアルロン酸濃度を上昇させます。(Okita M,2004)
・炎症組織でヒアルロン酸の増加が観察されます。(Cowman MK,2015)
・損傷した骨格筋のヒアルロン酸含有量は上昇します。(Torihashi,2015)
➡︎over useや外傷、不動、廃用、手術により、ヒアルロン酸の粘性が増加します。
▼筋膜機能障害による痛み
over useや外傷、不動、廃用、手術により、ヒアルロン酸の粘性が増加します。
筋膜の滑走性不全や高密度化、可動域低下、筋出力低下が起きます。
起こることで代償運動を行うこととなり、多分節で過剰な運動をしなければいけません。
代償が効かなくなった部分で痛みが出現します。
▼筋膜機能障害による筋出力の低下
ヒアルロン酸の高密度化により筋外膜の伸張性低下します。
筋紡錘が適切に働かなくなります。
α-γ連関の機能不全がおきます。
筋出力の低下が起きます。
▼筋繊維の37%は深筋膜に停止する
筋と筋挿入の37%が停止腱に行かずに直接深筋膜に停止します。(Smeulders,2005)
多裂筋の機能不全改善:PFLテストを用いて
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