大胸筋
機能
神経C5-T1
肩関節の屈曲・内転・内旋に作用
大胸筋は白筋線維が多い
小胸筋は大胸筋の深部に位置し、胸郭に烏口突起を引き寄せる
肩甲骨が下方回旋すると小胸筋の伸張性低下(なで肩)
解剖学的特徴
・鎖骨部線維
・胸肋部線維
・腹部線維
大結節綾に停止する
鎖骨部が表層となり、胸骨、腹部と停止に着くクロスした状態で付着する
関連疾患
・肩関節脱臼
転倒などにより外力が加わった時には、外転・外旋・水平伸展を強制された時に骨頭が前方へ押し出されてなる
随意性肩関節脱臼では、大胸筋の過剰収縮が、骨頭の前方脱臼の重要な要因
・肩関節拘縮
・腱板損傷
腱板訓練時に肩甲下筋の強化を行う際には、大胸筋の代償動作が入りやすい
ベリープレステスト
肩関節下垂位で手掌を腹部の上に当て、お腹を圧迫するよう肩関節を内旋させる。
この時圧迫できれば正常。
肩関節が伸展し相対的に外旋位に変位すると陽性。