きくてぃブログ

〜理学療法士の日常の全て〜

リハビリ職の進路【国家試験合格から就職まで】

今回はリハビリ職の進路についてお伝えしたいなと思います

 

国家試験に合格した後卒業して就職するかと思います

 

国家試験に合格する前に就職を決める方がほとんどだと思いますが

就職するにあたり就職先絞られると思います

 

例えば大学病院、第二次救急病院、一般病院、公務員の病院

回復期の病院、療養型の病院、クリニック、訪問リハビリ

 

様々な進路があると思います

 

それぞれについて解説いたします

 

 

大学病院について

大学病院では専門的な医療を学ぶことが多くあります

20人から30人の規模で働いている方が多いと思います

 

若手も多くもなく少なくもなくもちろん年齢が上な方もとても多い印象です

ので学ぶ場所としてはとても環境が揃っている場所です

そのため倍率が高く何を持ってそこの病院にしたのか

なぜこの病院を選んだのか

具体的に伝えられる方が多いです

 

そのため選考でも面接や実技試験も課せられるところがあります



二次救急病院について

一般的な病院とあまり変わりはありません

公務員の病院でもあります

 

境目はわかりませんが救急車が入ってくるような病院のことをイメージしていただくと分かりやすいかなと思います

 

このような病院ではセラピストは10人以下であることがあります

そのためセラピスト同士の人間関係がとても重要になってきます

仲の良い所では環境がよく、ギクシャクしたようなところでは働きづらいかもしれません

 

ただし人数が少なく若手も少ない

ということは休みが取りやすかったり退職者が出ないと言う良い面もあるかもしれません

退職者が出ないということはそれだけ働きやすいと言う可能性があります

 

働きやすい環境で自分のスキルを自分で勉強する

そういうことも社会人になると必要なのかもしれません



回復期病院について

私が経験した回復期病院ではセラピストの人数が100人以上いました

そのため顔と名前が一致しないセラピストもいます

年齢も分からず話すのもほとんどしたことない方もいます

 

それぞれ学んでいることが違うので人数が多いことによる刺激を受けることができます

しかし多いために若手も多いですしリハビリ内容が定型化されてる場合があります

 

若手が多い、これは100人のうちに半分程度が三年目までのセラピストである

そんな場合に技術の向上、知識の向上をしなければいけません

リスク管理もしなければいけません

そうなると上司のセラピストは何をやっているかを把握するために

自分の考えの範疇で指導ができるように、自分の考えを押し付けるような雰囲気があるようです

 

回復期の病院では当然ですがマンツーマンでリハビリを実施することができます

そのため患者さんに対し効果判定、仮説検証をしっかりと行うことができます

自分のリハビリ的または治療的アプローチをする場合には

学習効果が高く勉強になることがあります



療養型病院について

このタイプは私は見学しかしたことありません

具体的な内容は他の方の情報を参考にしてみてください

ただ私が見学した印象では

全ての方に毎日リハビリを行うことはできません

機能的な、段階的にレベルが上がっていくようなことがありません

療養型に来るということは急性期病院から地域包括ケアや回復期へ、または自宅へ 帰らなかった、帰れなかった経緯があります

そんな片へリハビリを行うのですから難しさは当然あるように感じます

 

クリニックについて

リハビリ職の方がクリニックへ働くと言うと整形外科のクリニックを思い浮かべるかもしれません

特に多いのが整形外科のクリニックですので 印象は当たってると思います

クリニックの中でも入院ではなく、外来がほとんどではあると思います

そのため1単位や2単位で結果を出さなければなりません

仮説検証の作業がとても大事です

40分間程度の運動やリハビリで効果が出せないとその患者さんは来なくなってしまうかもしれないです

「あそこに行っても治らないから別の整形外科へ行こう」と変更するかもしれません

ただこうも思うかもしれません

「あそこのお医者さんは優しくしてくれるからリハビリはやらなきゃいけないものなんだな」

そう思わせてしまうとリハビリの意味がありません

リハビリでは効果判定がとても大事です

即時効果を出せてこそリハビリの醍醐味です

 

老健・訪問リハビリについて

現代では中央集権型医療から地域への医療へ移りつつあります

地域包括ケアシステムが推進されていることから分かると思います

そのため今後10年20年では訪問リハビリはとても重要な場所になってくると思います

 

理学療法士協会も老健や訪問について積極的な対応を取っているように感じます

 

しかしリハビリテーション職の私たちにとって、リハビリとは何なのでしょうか?

老健や訪問リハビリでは医療としてのリハビリは提供されてない印象です

それよりも介護としてのリハビリは提供されています

 

老健や訪問リハビリでは介護メインのリハビリ職になるかと考えています

 

まとめ

今回はリハビリ職の進路についてお伝え致しました

国家試験に合格した後

いずれかの場所で活躍されると思います

どんな病院へ行ったとしても、どんな施設へ行ったとしても

やることは変わりません

目の前の患者さんに良くなってもらうこと

目の前の患者さんに寄り添うこと

それができることでリハビリとしての意味があるのではないでしょうか

 

ここまでご覧になっていただいてありがとうございました